第43回東京モーターショー2013
「東京モーターショーを取材する海外メディアの中でも、近年はアジア圏が増え、ネットワーク内にマルウェアが持ち込まれたり、外部から攻撃されたりするリスクが高まっています。過去の実績と信頼性から、継続してウォッチガードを採用しています。」IMJ 山口健一氏
「東京モーターショーを取材する海外メディアの中でも、近年はアジア圏が増え、ネットワーク内にマルウェアが持ち込まれたり、外部から攻撃されたりするリスクが高まっています。過去の実績と信頼性から、継続してウォッチガードを採用しています。」
IMJ 山口健一氏
■顧客概要
業種:国際イベント
第43 回東京モーターショー2013 は、テーマ「世界にまだない未来を競え。」 として、世界12 ヶ国から合計178 社、181 のブランドが出展する国内では最大級のイベント。
総来場者数:902,800 人、
国内外のプレス来場者数:10,300 人
■ビジネス状況
不特定多数のプレス記者の報道活動を支えるインターネット接続環境として、プレスルームでは有線LAN、無線LAN 接続など高負荷のトラフィックが想定される。
■ソリューション
WatchGuard XTM2520, XTM870
WatchGuard Dimension
( ネットワークセキュリティ管理、可視化)
1 万人以上のプレス記者のゲートウェイを支える
ハイパフォーマンスUTM
WatchGuard XTM 2520/870
セキュリティの可視化を提供する
WatchGuard Dimension
■ネットワークの課題
記者や編集者が取材・編集した大容量のデータ通信のトラフィックに関して、ピーク時に予想される大量のアップロード、ダウンロードのトラフィックにも耐えうるネットワークパフォーマンスが重要な要件でした。
記者公開日は、記者会見直後から取材記事や写真、動画などのデータを本社や媒体メディアに配信を行うため、短時間での急激なトラフィックが発生します。迅速なデータ送信が要求されるため、トラフィックスパイクにも耐えうる十分な帯域幅のバックボーンネットワーク、及び余裕でトラフィックの処理が可能なゲートウェイが必要でした。
メディア対応を担当する広報室主査の吉野紀咲さんは、 プレスルームについて下記のように述べています。
「世界の報道関係者がネットワークへスムーズに接続できることはもちろん、常に安定・安心できる環境が提供される必要があります。」
■セキュリティの課題
ネットワークの高速安定性に加え、セキュリティのリスクを最小限に抑え、プレスネットワーク内でのマルウェアの感染やパフォーマンスを低下させる攻撃にも警戒する必要がありました。
さらに、1 万人以上のユーザがネットワークに接続するため、セキュリティの課題も懸念事項でした。マルウェ アの持ち込みやP2P ソフトによるトラフィックの圧迫も厳重に監視する必要がありました。
■ウォッチガードを選択
過去4 回(2007 年より)に渡り、一貫して東京モーターショーのプレス用ネットワークを担当してきた株式会社コムネットシステムは安定したネットワーク性能とセキュリティを兼ね備えたソリューションとして、WatchGuard のUTM を高く評価し、今回もXTM シリーズを選択するに至りました。
コムネットシステム 大森秀昭さんは次のようにコメン トしています。
「WatchGuard XTM はラウンドロビンによる負荷分散やリンクアグリゲーションなど、ネットワーク機器としても十分な機能と性能を有しており、導入の不安は全くありませんでした。」
■高いネットワーク性能
プレスルームから送信される映像や画像などのデータは、視聴者の目に触れる前の素材データであるため、データ量は数ギガバイトから数十ギガバイトに達します。
WatchGuard XTM により、プレス関係者は十分なパフォーマンスでインターネットに接続でき、円滑に取材データのやりとりを行う事が出来ました。
■ネットワークセキュリティの可視化
東京モーターショー2013 において、ウォッチガードでは新機能の1 つとなるネットワークセキュリティの可視化機能「WatchGuard Dimension」を用い、プレスルームのネットワークにおけるアプリケーションの利用実態を可視化する新たなサービスを提供しました。1 万人以上のメディアが一斉にネットワークを利用するという環境はそう滅多にないだけに、WatchGuard Dimension の有効性を確認する絶好の機会となりました。
内部トラフィックの利用状況をリアルタイムで監視し、管理者は問題が発生する前にプロアクティブにネットワークの問題解決に対応できるようになります。ネットワーク監視の容易性や視覚的に管理できるメリットの重要性を実感したとの意見を頂きました。
WatchGuard Dimension を活用すれば、東京モーターショーのプレスルームのような巨大なトラフィックが生まれるネットワーク環境においても、アプリケーションの利用実態を簡単に把握できます。
また、WatchGuard Dimension によるアプリケーションの可視化により、利用者の実態が分かれば、具体的にどうアプリケーションの利用をコントロールして、セキュリティ対策を講じればいいかという計画も立てやすくなります。
例えば、リスクレベルの高いアプリケーションについて、業務上からどうしても必要なユーザーには利用を許可し、万一に備えてモニタリングも併用していく、といったきめ細かい対策が取れるようになります。
今回のネットワークの運用ではWatchGuard の管理ツール「Firebox System Manager」のリアルタイムトラフィックモニタリング機能も効果を発揮しました。上述のように、プレスルームのネットワークでは使用される帯域が激しく変動するため、帯域状況をリアルタイムに把握し、トラフィックの急激な変化の兆候を察知できるようになった事は特に有益でした。
WatchGuard XTM 導入・運用
株式会社コムネットシステム
協力:株式会社アイ・エム・ジェイ
株式会社ビッグサイト
一般社団法人 日本自動車工業会