オート株式会社

高いコストパフォーマンスと強固なセキュリティ機能 導入事例

月額サービスで実現した、安心できる信頼性の高いセキュリティ対策

製品の開発・製造・販売を行う製造業の企業にとってのセキュリティ対策は重要だ。自社製品の開発に関する特許技術などの機密情報や、顧客情報や販売店管理に関する情報の保護は大きな課題であり、万が一そのような情報が漏えいしたり、破損した場合には、企業運営に大きな影響を与える。企業規模の大きさに関わらず、セキュリティ強化は企業のリスク管理の中で大きな位置づけとなった。しかし、その一方で、セキュリティ対策のための優秀な技術者や専門家を自社で確保する事は容易ではない状況だ。特にセキュリティ機器の設定や運用管理の負荷は、企業のIT管理者を常に悩ませている。

そのような中、国産の老舗文房具メーカであるオートがセキュリティの強化に採用したソリューションは、WatchGuard FireboxとJBCCの運用管理サービスによるベストマッチングなソリューションだった。

顧客
オート株式会社
業種
文房具メーカ
ウォッチガード製品
Firebox M300
Basic Security
APT Blocker

大正8年に創業した文房具の老舗メーカであるオート株式会社(オート)は、独自に鉛筆型ボールペンの「オートペンシル」を開発し、1951年に他社に先駆けて実用的なボールペンを販売したことで知られている。
 現在、東京、大阪、福岡に支店を持ち、茨城県結城市に自社工場を持ち、常に斬新なアイデアで文房具の開発と製造を行っている。
オートは、現行のセキュリティアプライアンスの更新を機に、総合的なセキュリティ強化を目指した施策を決断した。

標的型攻撃対策からスパムメール対策まで、多層防御でセキュリティを強化

工場や営業所などの複数の分散拠点を持つオートは、本社と拠点間は専用回線を利用して接続し、インターネットの出入口は本社のゲートウェイに集約する事で、セキュリティリスクを軽減している。
以前のセキュリティ対策は、ゲートウェイでのファイアウォール機能とアンチウイルス機能を利用するという簡素なものだったが、近年の急増するサイバー攻撃に対し、旧来のセキュリティ対策では、セキュリティリスクが大きいと判断し、セキュリティの強化と安全性の高いネットワーク環境へのアップグレードに踏み切った。

セキュリティ性能、統合管理の利便性やツールの操作性など、総合的な評価検証の実施

全体的なセキュリティを強化する上で、まずは、既存のセキュリティアプライアンスの見直しが優先課題となった。そして、統合アプライアンスの選定では、以下の基準を最低要件とした。

1. 既存のUTMアプライアンスと同等以上の機能・性能を備えていること
2. 分散している複数拠点のネットワークも一元的に管理できること
3. ランニングコストを大幅に削減できること

上記の要件を満たしたセキュリティ製品の5機種から、更に次項の評価基準によりベンダー2社への絞り込みを実施した。次項がその選定基準とした。

1.セキュリティ機能

標的型攻撃対策(サンドボックス機能)、不正侵入検知防御(IPS)、レピュテーションセキュリティ& ボットネット検知、アプリケーション制御、ゲートウェイアンチウィルス、迷惑メール対策、Webフィルタリングを備えていること。

2.ログ・レポート機能

社内のネットワーク・セキュリティ状況の見える化を実現できること。
・ウィルスや不正アクセスの検知状況
・インターネット帯域を圧迫しているユーザやアプリケーションの把握(アクセス遅延の解決)
・ユーザが利用しているWEBアプリケーションの把握(本当に業務に必要か判断)
・危険なサイトへのアクセス数が多いユーザの特定(ユーザへの警告に活用)など

オートが最終的に選択した製品はWatchGuard Firebox M300となった。ウォッチガード製品が決め手となったのは以下のポイントだ。

WatchGuard Fireboxを選んだ理由

・豊富なモデルラインナップにより、最適なモデルを高いコストパフォーマンスで選択できた。
・各機能に特化したベストオブブリードの機能により、脅威の進化に迅速に対応可能であった。
・セキュリティ機能をフルで稼働させても高いUTMスループットを維持できた。
・高いマルウェア検知技術を持つ次世代サンドボックス機能が実装されており、標的型攻撃への対策が可能であった。
・短期間・短時間での構築が可能であった。(事前キッティングにより、切り替え時間は30分で完了した。)
・100種類以上のテンプレートを備えたログ・レポートツールが標準提供されており、実運用での活用が可能であった。

導入後の運用について


WatchGuard M300

新たなセキュリティ機能の追加では、それらの設定や運用管理が課題となる。オート社内には専任のセキュリティ管理者がいないため、安心して運用を任せられるサービスが不可欠だった。そこで、「JBCC次世代ファイアウォール月額サービスライト」は最適なソリューションだった。豊富なセキュリテイの知識と運用のノウハウは勿論のこと、ウォッチガード製品のすべての機能に関する知識と、Fireboxのログをリアルタイムで一元的に収集・蓄積してレポートを定期的に報告する運用サポートサービスによる安心感が大きな決め手となった。

【JBCC次世代ファイアウォール月額サービスライト】とは

JBCC株式会社より販売する次世代ファイアウォール製品のSE支援サービス(設計・構築、チューニング、障害復旧サポート、Q&Aサービス)を行い、運用センターSMACを活用してマネジメントサービス(運用・監視・レポート)をワンストップで提供するサービス。

http://www.jbcc.co.jp/products/operate/ngfw_rs/

ABOUT WATCHGUARD

WatchGuard® Technologies, Inc. は、ネットワークセキュリティ、セキュアWi-Fi、およびネットワークインテリジェンスのグローバルリーダとして、世界中の7万5千以上のお客様に製品とサービスを提供しています。あらゆるタイプ、あらゆる規模 の企業に簡単にご利用いただけるエンタープライズグレードのセキュリティを提供することを使命とし、分散型企業や中堅・中小企業に最適なソリューションを提供しています。本社を米国ワシントン州シアトルに置き、北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地区、中南米に支社を展開しています。詳細は https://www.watchguard.co.jp/ をご覧下さい。