2020/04/06
CIO が担う「I」の変革を迫る、業界における 3 つの変動
2020 年 4 月 6 日 編集部記事
企業の最高情報責任者(CIO)が担う役割は、過去 10 年間で劇的に変化しました。取締役会のメンバーである CIO は、2 年前の 71% に比べると現在 58% になっており、3 分の 2 程度の組織が、「ビジネスマネージド」IT への支出を認めています。なぜでしょうか?
InformationWeek のゲスト記事の中でウォッチガードの Wayson Vannatta は、クラウド、セキュリティ、プライバシー、ビッグデータなど、業界の大きな破壊的な変革によってこれまで企業の CIO が受け持っていた責任が、他の役員へと移ることになったと説明し、これらの変化が小規模な組織にも波及していく中で、IT エグゼクティブができることを説明しています。ここでは、中規模企業の CIO が「I」の持つ意味を見直してプロアクティブに価値を維持・成長させるためのヒントを記事から簡単に抜粋してご紹介します。
このような企業レベルでの CIO が担う役割の変革が求められるということは、自分の立ち位置について再検討し意味のある調整を行う機会である、という意味でよいニュースです。中規模企業の CIO が模索すべき 6 つの役割変更の筋道を紹介します。
- 「最高改善責任者(Chief Improvement Officer)」になる。
今こそ、より多才で能力の高い CIO を目指すべきです。Python や Ruby のようなプログラミング言語を学んで、クラウドマネージメントを強化しましょう。安全なコーディングのベストプラクティスを身につけましょう。Arrested DevOps や、The 443 – Security Simplified、Super Data Science(全て英語)などのポッドキャストで、業界の鍵となるトレンドを確認しましょう。自分のチームとビジネスを改善するための能力開発に時間を投資しましょう。 - 「最高鼓舞責任者(Chief Instigation Officer)」という役割に挑戦する
会社が新しいことに挑戦するように鼓舞しましょう。組織が多要素認証を採用すべきか、それともついに、誰も管理したくない古いデータウェアハウスから移行すべきか、など、大きな課題があるはずです。IT 部門のプランを見直し、ありうる障害を把握して乗り越え、変化を促しましょう。」
テクノロジトレンドの大きな流れが CIO の役割に与える影響について、また中規模企業の CIO が取りうるプロアクティブな対応の 6 つ全てについては、InformationWeek で全文をご覧ください。当ブログでは、最新のセキュリティニュースや分析、ベストプラクティスをお届けしてゆきます。
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