2019/11/21
セキュリティと選挙の統計分析
2019 年 11 月 21 日 Trevor Collins 著
今月初めに発表したプレスリリースで、ペンシルバニア州政府がテストの一環として、投票システムにさらなるセキュリティを追加すると発表しましたが、どうやらそれは、多くの人の想像とは異なるもののようです。そのプログラムでは、統計分析が利用され、選挙結果の検証が「リスク限度」監査の一環として実施されます。
一般的な選挙の監査には膨大な時間と費用がかかりますが、リスク限度監査では、票数の数え直しによって結果が変わる可能性がどの程度あるかを調べます。この新しいタイプの監査では、投票計算機による票数の計算が正しかったかどうかではなく、当選と判断された候補者への得票数が本当に過半数に達していたかどうかを調べます。これは、圧倒的に速く、費用もかからない監査方法です。リスクが確定すれば、全面的な監査が必要かどうかを選挙管理委員会が判断できます。
フィラデルフィア州選挙委員会で広報を担当する Nick Custodio 氏は、その結果が「有権者にさらなる確信を与えることになる」と説明しています。選挙委員会は、この監査が選挙システムの信頼性の向上につながり、信頼性を低下させようとする犯罪の抑止力になることを期待しています。これまでのセキュリティの強化につながる何らかの対策が正しく導入されるのであれば、それは、歓迎すべきことでしょう。ウォッチガードにおいても、IntelligentAV サービスに統計アルゴリズムを活用し、マルウェアの検知に役立てています。
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