2017/07/05
NotPetya はランサムウェアか、それともワイパーか – デイリーセキュリティバイト
Petya 2.0 は、本当にランサムウェアなのか、あるいは、報道機関を混乱させつつ、ウクライナ国内の組織を攻撃するよう仕組まれた、国家による「偽旗作戦」なのでしょうか。この新しいランサムウェア(あるいは、ワイパーと言うべきかもしれません)にこのような疑問を持ち、その答えを探している研究者がいます。
今日のビデオでは、研究者による Petya 2.0 のリバースエンジニアリングで明らかになった、いくつかの最新情報をお話しています。この調査によって、NotPetya が実際にはファイルやハードドライブを回復可能な方法で暗号化していないことを示す、いくつかの手掛かりを見つかりました。研究者は、この脅威の犯人が意図的にこういったミスを組み込み、攻撃を目的とするワイパーとしてマルウェアを設計したと結論付けています。さらには、ウクライナを標的にした、ロシアによる国家主導の攻撃だとする研究者もいます。Petya 2.0 は、ランサムウェアあるいは偽旗作戦のサイバー攻撃のどちらなのでしょうか。ビデオでご紹介する新しい証拠をお聞きになり、皆さん自身がどちらなのかをご判断ください。
エピソードビデオの長さ:5:07
YouTube へのダイレクトリンク:https://www.youtube.com/watch?v=RN2Lwza8Uf4
- Kaspersky の研究者が NotPetya で偽の鍵を発見 – Securelist
- 研究者が Petya 2.0 がワイパーである証拠を公開 – Comae
- 国の混乱を狙う新たな攻撃 – Engadget
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セキュリティニュース