2019/10/07

Netflix 詐欺に危うく騙されるところだった話

2019 年 10 月 7 日 Trevor Collins 著

今朝早く、Netflix の支払いがうまくいかなかたことを知らせる一通のメールを受け取りました。支払依頼のメールは詐欺のよくある手口であるため、基本的にはこの手のメールを無視するようにしているのですが、今回は妻が Netflix に登録を終えたばかりで、どのメールアドレスを使ったのかわかりませんでした。受け取ったメールをバスに乗りながらよく見ましたが、携帯電話だったため、ソースを見ることはできず、メールの送信元を調べる手立てがありませんでした。一瞬ですが、自分の Netflix アカウントの支払いが失敗した可能性もあると思いました。しかしながら、最終的には、文面に文法ミスがあったことと、送信元アドレスに Netflixが含まれていないことに気付いたので、職場でメールを開いて詳しく調べることにしました。

Netflix のスパム例

職場で調べてわかったのは、メールのリンク先が Netflix ではないこと、また、その怪しいメールアドレスの所有者が Netflix ではないということです。当然ながら、安全な方法でそのリンクをチェックしましたが、結論としては「404 page not found」エラーが表示され、そのページをホスティングしていたプロバイダがそのサイトをすでに削除したことがわかりました。

Netflixにサインアップした後にこのメールを受け取った人が他にもいたとしたら(かつ、メールに文法ミスがなかったり、よく確認をしなかったりしたならば)、クリックしてしまう人は必ずいるはずであり、支払情報を入力してしまう可能性もあるでしょう。

実際に Netflix を騙る詐欺メールを最近受け取った人が他にもいるようです。昨日公開されたある記事のAdrien Gendre 氏による説明によると、Netflix を騙るスパムメールが前四半期に比べて 8.2% も増加しており、HBO、DirectTV、Spotify などより多く悪用されたサブスクリプションサービスであるそうです。このようなメールを皆さんが受け取ったとしても、絶対にリンクをクリックせず、自分の Netflix アカウントを Netflix.com で開いて、お知らせを確認するようにしてください。