2018/08/20

Google がクリプトマイニングアプリを禁止

ビットコイン,コイン,仮想通貨
2018 年 8 月 20 日 Trevor Collins 著

Google が最近、アプリベースのクリプトマイニングを禁止しました。Google は既に仮想通貨の広告を禁止していますが、仮想通貨を取り引きするアプリについては今も禁止されていません。Google は、仮想通貨に収入源を奪われることを恐れているのでしょうか。これらのアプリを禁止した理由を Google は説明していませんが、Google と Apple のこれまでの歴史を振り返れば、これらのアプリに対する考え方は明らかです。

Apple もクリプトマイニングアプリを禁止していますが、その理由を、電力を大量に使用し、CPU がオーバーヒートする可能性があるためと説明しています。Google Play ストアのクリプトマイニングアプリにも、Android デバイスに対する同様の影響があるはずです。

Google は最近、Chrome ブラウザで動作するクリプトマイニングの拡張機能についても、90% がクリプトマイニングの拡張機能であることをユーザに知らせていなかったとして、禁止しましたが、Google Play ストアにも同様の傾向があることを Google は認識していたはずです。Google は、このようなアプリを 1 つずつ調べてユーザにどのようなアプリであるかを告知しているかどうかを確認するよりは、これらのアプリを全面禁止する方が簡単だと考えたのかもしれません。

最近、CoinHive を始めとする JavaScript ベースのコインマイナーの使用が急増しています。CoinHive が当初は新たな収入源の 1 つとして作成されたことを考えれば、今回のような問題には一切関わりたくないというのが、Google の本音なのかもしれません。

Google は、追加コンテンツを提供しない、他のアプリの単なるコピーであるアプリについても禁止しており、ページ全体に広告が表示され、本来の目的を果たさないアプリや、他者になりすますアプリについても禁止しています。

Google は、これらのアプリを Google Play ストアでのみ禁止しています。個人的には、このようなアプリを使ったり勧めたりしようとは思いませんが、他のアプリストアからであれば、今もこのようなアプリを Android デバイスにダウンロードできるはずです。他のアプリストアからアプリをダウンロードする方には、コインマイナー(あるいは、さらに悪質な機能)がアプリに含まれている可能性があることを認識し、十分に注意して利用することをお勧めします。