Google の公共 Wi-Fi ネットワーク大改造とセキュリティ対策
2016 年 10 月 10 日 編集部記事
ウォッチガードの戦略アライアンス担当ディレクタである Ryan Orsi にとって、Google による Google Station の発表は、公共 Wi-Fi ネットワークの利用に伴うセキュリティリスクを考えるきっかけとなりました。また、セキュリティが考慮されていない無線ネットワーク管理ツールの存在も気がかりであるようです。
ウィリアム・シェイクスピアはかつて、「目は心の窓である」と言いましたが、小売業の店舗の意識の高いオーナーにとっては、ゲスト向け Wi-Fi こそが開かれた窓であるのかもしれません。なぜなら、新しい Wi-Fi システムでは、ソーシャルメディアのインテグレーション、SMS、メールなどの強力な機能を利用して、顧客に関する重要な情報を収集したり、店舗を離れた後も継続して顧客との関係を維持したりできるからです。これらの機能は、事業者と顧客の双方にとって便利なものですが、その一方で、ただでさえ忙しい小規模店舗のオーナーにとっては、新たな課題を突きつけられることにもなります。
これらの課題に解決するために、Google は先日、公園、空港、コーヒーショップなどの公共の場所で Wi-Fi ネットワークを簡単に構築・保守・ログインできるように設計されたツール群である、Google Station を発表しました。他にも、たとえば GoGoGuest などのサービスが続々と登場し、飲食店も Wi-Fi の利用状況を簡単に管理できるようになっています。
Google や他の企業が公共 Wi-Fi の改善に取り組むのは、驚くべきことではありません。一般ユーザーの Wi-Fi に対するニーズは高く、安定した Wi-Fi 接続をどこにいても常に利用したいと考えています。けれども残念なことに、多くの中小規模企業や分散型企業には、独自のネットワークをセットアップするための技術的な専門知識がありません。そして、これらのソリューションにはいずれも、セキュリティが考慮されていないという重大な問題が存在します。
この記事の全文と、公共 Wi-Fi の一般的なセキュリティの問題と保護対策の詳細を、https://www.helpnetsecurity.com/2016/10/10/public-wi-fi-security/ でご確認ください。