2020/04/08

テレワークなどのオンライン環境を安全にするために

2020 年 4 月 8 日 Sam Manjarres 著

世界は現在、社会的隔離策(ソーシャルディスタンス)や、新型コロナウイルスの感染拡大で一変した生活の話で持ちきりです。ビデオ会議の利用は過去最高の水準にあり、Zoom のような企業は 1 日のダウンロード数が 90% も増加しています。大規模なテレワークの推進に加えて、子供達もオンライン学習をするようになっています。米国市民の多くがオンライン診療を受け、今ではほとんどの人が何らかのバーチャルな集会を経験しています。社会的隔離策が始まってからまだ 2 週間ほどですが、筆者はすでにバーチャルで誕生日やベビーシャワー(妊婦を祝福するパーティ)など、楽しいひとときに参加しています。

リモートでの生活へ急速に移行することで、私たちは自分や他人の健康を守ろうとしています。一方この新しい現実において、テクノロジは、仕事、家族、友人などと繋がり続けるためにかつてないほど重大な役割を果たす架け橋となっています。そのため、自身の身体の健康を守るのと同じように、個人情報を守るためのセキュリティ対策を喚起する必要があります。

多くの人々がリモートでの生活を余儀なくされている今、上昇しているリスクとはどのようなものでしょうか?現実問題として、テレワークを行う従業員は、ファイヤウォールのセキュリティや会社の Wi-Fi ネットワークがないところから仕事をしており、残念ながらハッカーはすでに、脆弱性にさらされているこれらのユーザを狙う絶好の機会に飛びついています。前例のない現在のような事態にあっては、テレワークを行っている従業員を保護することで、企業の資産と情報が安全にアクセスされるように徹底し、データや金銭の損失を防止することが重要です。

多要素認証(MFA)を利用すれば重要なアプリケーションへと安全にアクセスすることができるため、IT セキュリティを向上できます。

MFA で会社とテレワークで働く従業員を保護できる 3 つの主な領域:

  • 認証されていないユーザがコンピュータにアクセスすることを防ぐ
  • 従業員のログインを保護できる
  • 脆弱なパスワードによってデータが漏洩するリスクをなくす

MFA を有効にするとスマートフォンが認証要素となるので、ネットワークやクラウドアプリケーションにリモートアクセスをする際、個人情報が窃盗されないよう保護できます。

MFA ソリューションを購入する際に注目するべき重要な要素:

  • SSO(シングルサインオン)の主要な用途である、クラウドアプリケーションや従業員の PC、サーバへのログイン、リモートアクセスなどをサポートしていることを確認する。
  • スマートフォンを認証要素として使うことのできるソリューションを使用する。ハードウェアのトークンを、テレワークを行っている従業員全員に配布することは難しい場合があります。
  • Windows と Mac OS 双方を含むコンピュータのログインを保護する認証方法を取り入れる。
  • 信頼性があり、ハイパフォーマンスで安全な IKEv2 などの VPN 通信をサポートしていることを確認する。
  • 迅速に導入して運用でき、セキュリティと生産性を両立できる強力な認証ソリューションを使用すれば、安心して仕事をすることができます。

追記:ウォッチガードは私たちが運営するコミュニティのニーズをサポートしながら、お客様とパートナーの皆様にサービスを提供し続けています。企業やテレワークを行っている従業員向けに現在無料で提供しているサービスやリソースもございますので、ぜひ こちら からご覧ください。