2018/04/20

RSAC Conference 2018 を振り返る:第 3 部 – デイリーセキュリティバイト

2018 年 4 月 20 日 編集部記事

RSA Conference 2018 の 3 日目が終了し、ウォッチガードの Corey Nachreiner と Marc Laliberte が、参加したセッションやカンファレンスのハイライトを振り返りました。

Marc は今日、FireEye の研究者による、仮想通貨や仮想通貨ベースの攻撃を得意とする北朝鮮の攻撃者の追跡に関するプレゼンテーションに参加しました。この集団は、北朝鮮に制裁を加えている、北朝鮮にとっての敵対者や敵対国を標的にしています。彼らは、金儲けやマネーロンダリングを主な目的としており、WannaCry に関わっていた可能性があるようです。

Corey が特に感銘を受けたのは、機械学習のセキュリティとプライバシーに関するプレゼンテーションで、機械学習モデルを妨害してデータを誤認させるために使われるいくつかの方法を紹介するものでした。たとえば、Google の研究者グループが、機械学習画像認識システムにバナナをトースターと誤認させるステッカーを開発しました。冗談っぽく聞こえるかも知れませんが、これは、自動運転車などのいくつかの分野のマルウェアの分類に(そして、さらに重要なのは、我々人間にとって)深刻な問題を提示するものなのです。ハッカーが機械学習のアルゴリズムを妨害してマルウェアを誤認させるようにできれば、現在利用されている高度なマルウェア検知ソリューションのいくつかを回避できる可能性があります。

RSA Conference は終了しましたが、TwitterLinkedInFacebook のウォッチガードのアカウント(US)で、これ以外のハイライトや会場の模様を撮影した写真をご紹介しています。ぜひご覧ください。