2017 年 1 月 4 日 編集部記事

セキュリティ専門家は、Locky や Cryptowall などの新たなサイバー攻撃の方法が登場した 2016 年を「ランサムウェアの年」と呼びました。そして今、情報セキュリティの専門家は、2017 年にはランサムウェアがさらに拡大し、高度化するだろうと予測しています。

CSO Online は先日、高度化した新たなランサムウェア亜種の登場を予測して、業界トップのセキュリティ専門家による 2017 年のセキュリティ予測の特集記事を公開しました。ウォッチガードの CTO である Corey Nachreiner はこの記事の中で、2017 年にはかつてない速度でランサムウェアを拡散する初めての「ランサムワーム」が登場すると予測し、次のように説明しています。

「数年前の CodeRed や SQL Slammer、そして最近の Conficker のように、ネットワークワームは、これまでにも多く見られました。ハッカーは、ネットワークの脆弱性を悪用し、ネットワーク経由で自らを自動的に拡散させるマルウェアを作成してきました。それでは、この両方、すなわち、ランサムウェアとネットワークワームが結びついたらどうなるでしょうか。1 台のコンピュータを感染させることに成功した後に、ローカルネットワークのすべてのコンピュータに自らをコピーする作業を繰り返すのです。このような状況を想像したくはありませんが、サイバー犯罪者は間違いなく、この方法を使った攻撃の準備を既に始めています。」

ランサムウェアの詳細については、 CSO Online、CIO、Network World 、IT World (いずれも英文)でご確認ください。また、Corey による 2017 年セキュリティ予測の全文は、こちらからお読みいただけます。