2016/12/12
2016 年に爆発的に増加したランサムウェア
2016 年 12 月 12 日 編集部記事
2016 年 1 月~9 月の間に、企業を標的にしたランサムウェア攻撃が 2015年との比較で 300% も増加しました。スピアフィッシングを使った攻撃が増加し、ソーシャルエンジニアリングを使って、これまで以上に戦略的な方法で特定の相手を攻撃するようになっています。
Kaspersky Lab の最新のレポートによると、企業に対するランサムウェア攻撃の発生がこの間に、2 分 に 1 回から 40 秒に 1 回へと増加しました。9 月には、10 秒に 1 回の割合で一般ユーザーに対する攻撃が発生しました。そして、何よりも問題なのは、この種の攻撃の多くは予防可能なものである点であり、実際に、重大なデータ流出につながった 5 件のうち 1 件が、従業員の不注意やセキュリティ意識の欠如によるものでした。
「これは、この種のマルウェア(ランサムウェア)を使ったサイバー攻撃が増えているだけでなく、警察や公的機関が注意を呼びかけ、研究機関やセキュリティ企業が無料の解読ツールを公開しているにもかかわらず、攻撃の成功率が引き続き高いことを示すものです」と、Computer World は説明しています。
Computer World の記事全文で、詳しい解説と、企業における従業員のセキュリティ意識向上の効果的な方法をご確認ください。
ランサムウェアの防止、リカバリ、周知に関するヒントについては、ウォッチガードのセキュリティアナリスト Marc Laliberte による「ランサムウェア復号化ツール」を参照してください。
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