2017/11/20
年末ショッピングシーズンを安心して迎えるには
昨年のサイバーマンデーの小売業の売上は 34 億 5,000 万ドルに達したとされており、2017 年の年末ショッピングシーズンのネット通販サイトの売上は過去最高を記録すると予想されています。企業にとっては書き入れ時であり、買物客は最安値で買えるサイトを探すのに忙しい時期が目前に迫っていますが、サイバー犯罪者もこの時期を狙って着々と準備を進めています。感謝祭前後は、フィッシングのリンクが 336% も増加すると言われています。
そこで今回は、ハッカーにクレジットカード情報を盗まれ、悪用されないようにするためのいくつかのヒントをご紹介します。
- セキュリティソフトウェアをアップデートするコンピュータのセキュリティを強化してから、オンラインショッピングを始めましょう。ファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアを利用し、公開されているすべてのセキュリティパッチがインストールされていることを確認します。
- 偽アプリに騙されないハッカーは、偽アプリを作成して、App Store や Google Play に公開します。これらの偽アプリによって、クレジットカードや個人情報が盗まれたり、携帯電話にスパイウェアがインストールされたりする可能性があります。他のユーザのレビューを確認してからダウンロードするようにしてください。
- メール詐欺やフィッシングのリンクに注意するハッカーは、偽の広告が付いたメールを大量に送信します。それらのメールに添付されている URL をクリックすると、フィッシングサイトへと誘導されてしまいます。感謝祭の時期には、このようなメールが 336% も増加します。
- 過度なお買い得品に釣られないソーシャルメディアで「耳を疑うほどのお買得情報」を見つけても、クリックするのは止めましょう。メール詐欺と同様、ほとんどの上手すぎる話には落とし穴があります。詐欺師は多くの場合、Twitter や Facebook を使って不正リンクを拡散しており、実際に毎日 3 千万もの不正ツイートが投稿されています。
- できるだけ使い慣れた Web サイトを使うお買い得情報を見つける場合も、使ったことのないサイトで買物をするのは止めましょう。犯罪者は人気サイトに酷似した URL の偽サイトを用意します。そこにクレジットカード情報を入力してしまうと、当然のことながら、高い確率で入力した情報が盗まれることになります。
- 緑色の鍵マークをチェックする使ったことのないサイトにお買い得情報を見つけた場合は、ブラウザに緑色の鍵マークが表示されていることを確認し、実際に買物する前にそのサイトについて調べてみるようにします。セキュリティを強化するには、可能な限り 2 段階の認証プロセスを使用します。
- デジタルウォレットを使用するこのオプションを利用できるサイトで買物する場合は、クレジットカード情報が不正サイトに渡るのを防ぐために、PayPal や Apple Pay などのデジタルウォレットを常に利用するようにしましょう。デジタルウォレットを利用できない場合は、デビットカードではなくクレジットカードを使用し、銀行の取引明細を常にチェックして覚えのない引き落とし記録がないことを確認します。
カテゴリー:
セキュリティニュース