2018/04/19

公共 Wi-Fi に VPN で接続する簡単な方法

Free Wifi
2018 年 4 月 19 日 編集部記事

町中のコーヒーショップや商店、空港などの自由に利用できる公共 Wi-Fi は、ネット接続を常に利用したいと考えるユーザのニーズを解決し、生産性向上にも役立っています。Wi-Fi をどこでも当たり前のように使えるようになり、セキュリティに疑問を持つことなく、我々は Wi-Fi を利用しています。ただし、Wi-Fi のこのような利便性によって、サイバーセキュリティやプライバシーが犠牲になることも少なくありません。公共 Wi-Fi に安全に接続して利用するには、どうすればよいのでしょうか。

ウォッチガードの CTO である Corey Nachreiner が GeekWire の「VPNs are your safest bet for public Wi-Fi: A security pro’s tips for getting started(公共 Wi-Fi の最も安全な利用方法である VPN の使い方をセキュリティのプロが解説)」という記事で、この疑問に答えています。

Corey はこの記事で、パスワードの盗難やマルウェアインジェクションなどの公共 Wi-Fi を利用する際の具体的な脅威を挙げ、VPN がこれらの脅威からの保護に不可欠なセキュリティツールである理由を解説しています。Corey は VPN を利用するメリットについて、「VPN 接続では、ユーザのクライアント(スマートフォン、タブレット、PC など)と無線ネットワークから遠く離れた場所にある信頼できるエンドポイントの間に暗号化されたトンネルがセットアップされる」と説明しています。

VPN を利用する最良の方法に関するいくつかのヒントを以下にご紹介します(これ以外のヒントについては、記事全文(英文)を参照してください)。

  • VPN のサブスクリプションサービスに申し込む前に、勤務先から VPN が提供されていないか確認します
  • また、会社への接続が認められていない個人の機器やデバイスの場合は、利用できる VPN ソリューションがたくさんあります。ExpressVPN や NordVPN などの速度を重視する VPN サービスだけでなく、PrivateInternetAccess や F-Secure Freedome などのプライバシーを重視して、ユーザの行動を記録しないものもあります
  • さらには、選択する VPNプロバイダーによって異なりますが、米国や海外に複数の接続ポイントが存在するものもあります。速度を重視するのであれば、最も近い場所を選択するのが最善の方法でしょう

この記事ではさらに、VPN の具体的なセットアップ方法や重要な考慮点、さらには、VPN を初めて使う方向けのヒントなどが解説されています。

SMB による公共 Wi-Fi のセキュリティ対策の詳細については、Secplicity のこちらの「Wi-Fi ホットスポットのセキュリティ対策を求められる SMB」という記事を参照してください。また、「プールサイドでの Wi-Fi ハッキング実験」という記事では、具体的な Wi-Fi の脅威の例をご紹介しています。ぜひ併せてお読みください。