サイバーマンデーに被害者にならないためのヒント
2016 年 11 月 22 日 編集部記事
昨年のサイバーマンデーに米国内で30億ドル以上が消費され、今年はさらにこの金額が拡大すると予想されています。お買い得品を探す人が多いこの時期を狙って、サイバー犯罪者も、電子メール、フィッシング詐欺、個人情報の取得の準備を着々と進めています。
そこで今日は、サイバーマンデーに被害者にならないためのいくつかのヒントをご紹介します。
セキュリティソフトウェアをアップデートする。コンピュータのセキュリティを強化してから、オンラインショッピングを始めましょう。ファイアウォールやウイルス対策ソフトウェアを利用し、公開されているすべてのセキュリティパッチがインストールされていることを確認しましょう。
メール詐欺やフィッシングのリンクに注意する。ハッカーは、偽の広告が付いたメールを大量に送信します。それらのメールに添付されている URL をクリックすると、フィッシングサイトへと誘導されてしまいます。感謝祭の時期には、このようなメールが 336% も増加します。
過度なお買い得品に釣られない。ソーシャルメディアで「物凄いお買得情報」を見つけても、クリックするのは止めましょう。メール詐欺と同様、そんなに上手い話はないのです。詐欺師は多くの場合、Twitter や Facebook を使って不正リンクを拡散しており、実際に毎日 3 千万もの不正ツイートが投稿されています。
できるだけ使い慣れた Web サイトを使う。お買い得情報を探す場合でも、使ったことのないサイトで買物をするのは止めましょう。犯罪者は人気サイトに酷似した URL の偽サイトを用意します。そこにクレジットカード情報を入力してしまうと、入力した情報が当然のことながら盗まれる確率が高くなります。
緑色の鍵マークをチェックする。使ったことのないサイトでお買い得情報を見つけた場合は、ブラウザに緑色の鍵マークが表示されていることを確認し、実際に買物する前にそのサイトについて調べてみるようにします。セキュリティを強化するには、可能な限り 2 段階の認証プロセスを使用します。
デジタルウォレットを使用する。このオプションを利用できるサイトで買物する場合は、クレジットカード情報が不正サイトに渡るのを防ぐために、PayPal や Apple Pay などのデジタルウォレットを常に利用するようにしましょう。デジタルウォレットを利用できない場合は、デビットカードではなくクレジットカードを使用し、銀行の取引明細を常にチェックして覚えのない引き落とし記録がないことを確認します。
ショッピングシーズンには、事業主にもサイバー攻撃への十分な対策が求められます。64% の企業が、サイバーマンデーにサイバー犯罪が増加したと報告しています。面倒な設定なしに利用できる支払方法が用意されているため、お買い得情報に職場からアクセスしてしまう従業員も少なくありません。
1 人の従業員がネットワークでの不正 Web サイトにアクセスしただけで会社全体の情報が危険にさらされる可能性があるため、ここでご紹介したヒントを時間をかけて全従業員に周知するする必要があります。米国企業のフィッシング詐欺損害は、7 億 4 千万ドル以上です。ウォッチガードのお客様であれば、WebBlocker を利用することで、従業員による危険なオンラインショッピングの利用をブロックできます。Web サイトのブロックを選択しない場合でも、ウォッチガードの UTM がさまざまな攻撃からお客様を保護します。