2017 年 1 月 17 日 編集部記事

ウォッチガード・テクノロジーはこの度、リセラーを対象とした新しい調査の結果を発表しました。この調査結果により、顧客にとっての上位の脅威、顧客によるセキュリティアラート管理能力、およびファイアウォール市場全体に対するリセラーの認識が明らかになりました。この調査で得られた洞察は、セキュリティソリューションのリセラーが今日認識している、業界の課題と傾向に対する、他では得られない展望を示しています。

リセラーは、顧客が最も心配している脅威は何であると考えているのでしょうか。

• リセラーの 83％ が、今年はランサムウェアが顧客の最大の関心事になるだろうと考えています。
• 16％ が、顧客の大部分がサイバー犯罪の身代金を支払うだろうと考えています。
• 65％ が、少なくとも顧客の一部は支払うだろうと考えています。

リセラーは、脅威が拡大し続けても、着信アラートを管理する適切なリソースを顧客が確保できると考えているのでしょうか。

• リセラーの回答者の 45 ％が、着信セキュリティアラートを適切に管理するリソースが存在する顧客は半分以下であると考えています。
• 調査対象のリセラーのわずか 5％ が、すべての顧客にこれらのリソースが存在すると考え、一方で、7％が、リソースが存在する顧客は皆無であると考えています。

リセラーは、顧客が増加するセキュリティの課題を解決しようとする中で、UTM と NGFW の違いを顧客が理解していると考えているのでしょうか。

• 63％ が、大部分の顧客が UTM（統合型脅威管理）アプライアンスと NGFW（次世代型ファイアウォール）の違いを理解していないと考えています。
• 約 80％ が、顧客はこれら 2 つのアプライアンスカテゴリの違いを重要視しておらず、単に自社のビジネスを最新の脅威防止ソリューションで保護することを望んでいると考えています。

ウォッチガードの CTO である Corey Nachreiner は、この調査に関連して、次のように述べています。

「今回の調査で、サイバーセキュリティに備える SMBにとって、リセラーやサービスプロバイダーが重要であることが裏付けられました。多くの組織にとって、進化する脅威から従業員と顧客を保護するためのガイダンスを提供してくれるチャネルパートナーは重要な存在であり、彼らの専門知識に必要としています。顧客は、脅威やセキュリティといったソリューションの分類ではなく、現実的な影響や結果が重要だと考えているのです。」

この調査は、世界各国の 1,400 以上のウォッチガードのパートナー企業を対象としてその意識を調査したもので、独立系市場調査会社である Vanson Bourne によって実施されました。

この調査の調査結果の詳細については、プレスリリース全文をご覧ください。