2018/04/11
ケンブリッジ・アナリティカの事件と Facebook のプライバシー設定見直しの必要性
Facebook の CEO、Mark Zuckerberg 氏が昨日、米国上院の 2 つの委員会による合同公聴会に出席し、ケンブリッジ・アナリティカ社の事件と Facebook の個人情報取り扱いについて証言しました。Zuckerberg 氏は、40 人以上の上院議員からの 5 時間を超える質問に答えましたが、Facebook ユーザにとっての最大の関心事は、「自分も、ケンブリッジ・アナリティカが関与したこの事件で個人情報が流出したとされる 8,700 万人のうちの 1 人なのか」ということでしょう。
ウォッチガードの情報セキュリティ脅威アナリスト、Marc Laliberte が昨晩、シアトルの地元テレビ局、KIRO 7 に出演して、この問題を解説しました。この事件で自分の個人情報が流出していたかどうかを確認する方法を説明した部分を抜粋して、以下にご紹介します。
- 自分の個人情報が流出したかどうかを確認するには、Facebook モバイルアプリで、「ヘルプとサポート」、「ヘルプセンター」の順にクリックします
- 「Cambridge」と入力して、オプションを指定して検索すると、自分の情報がケンブリッジ・アナリティカ社に共有されたかどうかを確認する方法が表示されます
- これをクリックすると、個人用にカスタマイズされたメッセージに、「This is Your Digital Life」というクイズを自分がクリックしたかどうかが表示されます
- このクイズに参加しておらず、プライバシーを厳しく設定していた場合も、Facebook の友人がクイズに参加していれば、自分の全データが共有された可能性があります
ケンブリッジ・アナリティカ社の事件で個人情報が流出していたかどうかに関わらず、これを機に Facebook のプライバシー設定を見直すことをお勧めします。Marc はさらに、KING 5 という別の地方テレビ局の番組にも出演し、Facebook で自分の個人情報保護を強化するいくつかのヒントを紹介しました。Facebook のプライバシー設定をチェックして、自分のデータが希望しない相手に公開されないようにするための手順を、以下に紹介します。
- 自分の情報がケンブリッジ・アナリティカ社に共有されたかどうかを確認する
- 共有する範囲を制限する
- 個人情報にアクセスを許可する外部のアプリや Web サイトを編集する
- 表示される広告を調整する
- 自分のプロフィールが他のユーザにどのように公開されるかを確認する
KIRO 7 と KING 5 のビデオ全編(いずれも英語)で Facebook のデータ流出に対する解説をご覧いただき、Secplicity の Marc の最新記事でこの事件の経緯と大問題に発展した理由をご確認ください。
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セキュリティニュース