2017/10/30
「ミスター・ロボット」シーズン 3、エピソード 3 では細部にわたる技術的な正確さが改めて証明される
サイバースリラー「ミスター・ロボット」のエピソード 3 は、新たなハッキングは登場しなかったものの、数多くの回想シーンで我々を楽しませてくれました(そして、シーズン 2 で不在だった間のタイレルの行動も明らかになりました)。ウォッチガードの CTO である Corey Nachreiner は、GeekWire に連載中のコラム「Mr. Robot Rewind」で、これらのすべての要素を検証しています。今回も、彼の記事を読みながら、エピソード 3 を振り返ることにしましょう。
このエピソードでは、さまざまな場面で、ミスター・ロボットの細部にわたる技術的な正確さが改めて証明されました。このエピソードに登場した画面やコードは、ほんの数秒しか映し出されなかったものも含めて、技術的に極めて正確なものでしたが、実はこのような正確さは、テレビ番組では本当に珍しいことなのです。ここでは、Corey の記事から、シーズン 2 で重要な役割を果たした、ハッキングしたフェムトセルに対する EnableAttack コマンドをタイレルがコーディングするシーンを説明する部分を抜粋してご紹介します。
このエピソードで少しだけ映し出されるスクリーンショットは、その EnableAttack コマンドが何であるかを正確に示すものであり、攻撃の他の部分で使われる、次のような複数のスクリプトを含むシェルスクリプトであることがわかります。
- ハッキングしたフェムトセルに中間者セル接続に設定するスクリプト(femtopwn_config.sh)
- エリオットがコーディングし、タイレルには知らされていなかった、FBI の電話の乗っ取りを目的とする Samsung Knox Android 攻撃用のスクリプト(knox_rce_init.sh)
- E コープのネットワークをパッシブ検索するよう設計されたと思われるスクリプト(passive_discovery.sh)
- 何らかのインプラントスクリプト(implant_deploy.sh)
詳細は、GeekWire の Corey の記事でお読みください(この記事は、Amazon とこの番組が共同で作成した、Echo の隠れた ARG ゲームについても説明しています)。
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セキュリティニュース