「ゴースト・イン・ザ・シェル」から学ぶサイバーセキュリティの教訓
最近のサイバー映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」(GitS)には、人間の頭脳のハッキング(未だに存在しないテクノロジ)を除けば、現実社会でのサイバーセキュリティの教訓となる、たくさんのヒントが隠されています。ウォッチガードの CTO である Corey Nachreiner が GeekWire の最近の記事で、GitS に登場する現代社会のハッカーや未来のサイボーグがから学ぶべき、6 つのサイバーセキュリティの教訓を説明します。
GitS の原作であるマンガは 1989 年に出版されたもので、たくさんのアニメや映画の題材となり、1990 年代後半から 2000 年代初頭、すなわち、AI、ロボット、ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)などが SF の世界だけに存在していた、IoT が登場する前の時代のハッカーのサブカルチャーに大きな影響を与えました。ところが、テクノロジの進化によって、この映画の SF 的要素の多くが現実性を帯びてきました。この映画やアニメに登場する、車の遠隔操作やマルウェアを作る AI などのハッキングは、すでに現実化しています。
この記事の一部を抜粋して以下にご紹介します。
「原作のアニメは草薙少佐の、「ネットは広大だわ」というセリフで終わっています。彼女はおそらく、コンピュータの中に生きる人間として、未来への希望をこの言葉に込めていたのでしょう。しかしながら、テクノロジの無限の広さは、無限の複雑さという、セキュリティにとって敵となる要素も持ち合わせています。テクノロジそのものが有害なわけではありませんが、現代の常に進化する世界がもたらす複雑さやリスクを認識しておく必要があります。我々の世界が「ゴースト・イン・ザ・シェル」のような状況になる前に、防御のための壁を築いておく必要がありそうです。
Corey の GeekWire の記事(英文)で GitS から学ぶ 6 つのサイバーセキュリティの教訓をお読みください。