M200およびM300にてファンの音が大きいと感じる場合の対処方法は?

M200およびM300の初期リビジョン製品において、ファンの回転レートが10,000 RPMで固定となっております。この回転数を冷却に十分な閾値まで低下させ、ファンの音を小さくするためには下記の手順にしたがってアップデート用のコンポーネントをインストールしてください。

該当するハードウェアリビジョンの識別について

下記のリビジョンに該当する場合はアップデート用コンポーネントを適用してください。

  • Firebox M200:製品コードの末尾一桁がA、B、C、D
    (E以降のリビジョンはすでにコンポーネント適用済みです)
  • Firebox M300:製品コードの末尾一桁がAもしくはB
    (C以降のリビジョンはすでにコンポーネント適用済みです)

ハードウェアリビジョンは、アプライアンスの背面にあるウォッチガードのシリアル番号ラベルの右側に、小さなステッカーに表示されます。下記の写真を参考にてM200とM300のハードウェアリビジョン番号を確認してください。
m200-hw-rev
m300-hw-rev

コンポーネントパッケージをインストールすることで、ファームウェアの特定コンポーネントをアップグレードします。Fireware OSのバージョンはアップグレードされません。

コンポーネントパッケージのダウンロード

コンポーネントパッケージは「.wgpkg-dl」ファイルにて提供されます。
M200およびM300への、本コンポーネントの適用は独立しており、インストール済みのFireware OSのバージョンには依存しません。

  1. 「M200_M300_11_10_2_quietfan.wgpkg-dl」をダウンロードします。
    ダウンロード先:M200_M300_11_10_2_quietfan.wgpkg-dl
  2. 下記の手順に従って「Fireware Web UI」もしくは「Policy Manager」を利用してコンポーネントをアップデートします。
  3. 手動にて再起動を実施してファンの回転速度が変更されたことを確認します。

Fireware Web UIからのコンポーネント適用方法

  1. ウェブブラウザから、コンポーネントを適用したいM200もしくはM300へ接続します。
  2. 左側のメニューより「システム」>「OSのアップグレード」を選択してクリックします。
  3. 「Browse」をクリックしてダウンロード済みの「M200_M300_11_10_2_quietfan.wgpkg-dl」を選択します。

WatchGuard System Managerからのコンポーネント適用方法
注:もしWSM 11.10.1を利用してこのアップデートを適用する場合には「WSM11.10.2にアップグレードしてください」という内容の警告が表示される場合があります。これは無視しても問題ありませんので、そのまま適用を進めてください。

  1. WSMよりコンポーネントを適用したいM200もしくはM300へ接続し、Policy Managerを開きます。
  2. 上段メニューよりファイル>アップグレードを選択します。
  3. 構成パスフレーズを入力し「OK」をクリックします。
  4. 「参照」をクリックしてダウンロード済みの「M200_M300_11_10_2_quietfan.wgpkg-dl」を選択し、「OK」をクリックします。

コンポーネントのアップデートを確認

Fireware Web UIもしくはFirebox System Managerを利用してコンポーネントパッケージが正常に適用されているか確認することができます。

Fireware Web UIの場合

  1. コンポーネントを適用したM200もしくはM300へブラウザよりログインします。
  2. 「システムステータス」―「コンポーネントリスト」を選択します。
  3. 「uboot-fanfix」モジュールを探し、ビルド番号が479862であることを確認します。

WSMの場合

  1. コンポーネントを適用したM200もしくはM300へ接続します。
  2. デバイスを右クリックして「Firebox System Manager」を選択します。
  3. 「ステータスレポート」タブを開きます。
  4. 「Firebox Modular Components」セクションにて、「uboot-fanfix」モジュールを探しビルド番号が479862であることを確認します。