ネットブレインズ、次世代型WatchGuardセキュリティ情報の通知サービス「Secureroid MAGI」の提供を開始
2018年1月30日(火)
株式会社ネットブレインズ
ネットブレインズ、次世代型WatchGuardセキュリティ情報の通知サービス
「Secureroid MAGI」の提供を開始
〜UTM情報を「言語化」し、「リアルタイム通知」を実現。ネットブレインズ独自のマネジメントサービス(NBRS)に付帯した⼀体型の提供を開始〜
ITサービスの総合プロバイダである株式会社ネットブレインズ(代表取締役 古畑雅士、以下ネットブレインズ)は、中小企業向けに提供するWatchGuardのFireboxT、Mシリーズ(UTM)および自社の「リモート運用支援・レポートサービス(以下、※NBRS)」に、株式会社アクシス(代表取締役 和氣悟志、以下アクシス)が開発した「Secureroid MAGI」を付帯した(※コミュニケーション型監視サービス)の提供を2018年2月1日(木)より販売を開始します。
「Firebox」×「NBRS」×「MAGI」連携イメージ
■本サービス提供の背景
近年サイバー攻撃は急増しており、その⼿⼝も巧妙化、複雑化しています。企業規模に関わらずサイバーセキュリティ対策は、重要な経営課題となり、サイバー攻撃による被害は事業の継続性を脅かし、場合によっては社会から経営責任を問われる事態となっています。そのような背景から、経済産業省では独⽴⾏政法⼈情報処理推進機構(IPA)と協⼒し、経営者がリーダーシップを取ってサイバーセキュリティ対策を推進するための指針となる、サイバーセキュリティ経営ガイドラインを平成27年12月に策定し、さらに昨年11月に事後対策を国内企業に求めるなど、検知・対応・復旧といった取組にも重点が置かれるよう内容が改定されました。現在、ネットワークの「入⼝・出⼝対策」としてUTM(統合脅威管理)を採用する企業は増加していますが、中堅・中小規模事業者においては専門知識を有した⼈員が慢性的に不⾜していることから適正な運用が⾏われておらず、ガイドラインが提唱する「検知」の遅れにより重⼤な被害に遭う企業が散⾒されます。
WatchGuardの可視化ツールであるDimensionは100種類を超える包括的なレポートとダッシュボードにより、分析ツールとして非常に重要な役割を果たします。ネットブレインズはNBRSにより、このDimensionをクラウドにより提供しています。Dimensionはレポート/分析ツールとして非常に有用ではありますが、管理者自らが意識的に閲覧する必要があることから、ガイドラインが提唱する「検知」のリアルタイムな気づきが遅延する可能性が存在する課題がありました。今回、「Secureroid MAGI」を連携させることで、WatchGuardの膨⼤なログ情報の中から重要度の⾼いセキュリティ情報を抽出し、ユーザー向けに分かり易く表現された「自然言語」で「リアルタイムに通知する」サービスの提供が可能になります。このサービスにより「検知」から内部対策フェーズへの素早い移⾏が可能となり、さらなるセキュリティ強化が実現します。ネットブレインズは今後もお客様の⼤切な情報を守るためにDimensionを軸に各種サービスを提供していきます。
■NBRSについて
URL:https://www.netbrains.co.jp/product/WatchGuard-remote
NBRSとは、WatchGuard(UTM)をリモートによりサポートするサービスと、可視化ツールであるWatchGuardDimensionをクラウドベースで提供するサービスをセットにした中堅・中小規模のお客様向けの運用支援サービスです。UTMを導入することで包括的なセキュリティ対策を実施しているつもりでも、設定が不⼗分で⼀部の機能が働いていなかった、ということはよくあります。NBRSをご利用いただくことでWatchGuard製品のパフォーマンスを最⼤限活かし、安心かつ安全にインターネットをご利用いただくことが可能になります。
■Secureroid MAGI について
URL:https://www.secureroid.net
「Secureroid MAGI」とは、コミュニケーションで⼈とシステムを繋ぐ役割を担うチャットボットです。セキュリティ担当者として「MAGI」がWatchGuard(UTM)の脅威情報をキャッチしてPCやスマートフォン/タブレットなどからSlack(ビジネチャットツール)を利用してお客様に伝わり易い自然言葉で、発生した脅威をリアルタイムに通知するクラウド型のシステムです。今後もお客様への「気付き」を促すために、電話通知など様々機能との連携を想定しています。今後開発予定として、WatchGuard(UTM)で検知したセキュリティ情報の通知のみではなく、検知情報の個別解析情報の提供、かつユーザーからの質問への回答を実現する機能を有する「コミュニケーションツール」としてご利用いただける機能を搭載する予定です。
■通知内容
アラームカテゴリ | 管理昨日 | 通知項目 |
インターネットサイトアクセス | URLフィルタリング: 会社で許可していないWEBサイトへのアクセス |
ユーザー名またはアクセス端末のIPアドレス WEBカテゴリ/宛先URL |
レピュテーションセキュリティ: 評価の低いインターネットサイトへのアクセス |
ブロック結果/宛先URL | |
セキュリティアラーム | ゲートウェイウイルス対策: UTMで検出したウィルス |
検出されたウィルス名 |
不正侵入検知・防御(IPS): 検出された侵入と防御結果 |
脅威レベル「重⼤」の攻撃カテゴリ | |
APTブロッカー: 未知のマルウェアの侵入検知 |
マルウェア感染に疑いのある端末のIPアドレス |
■サービス価格
WatchGuard 対象モデル | 標準価格/年 |
Firebox T15(T10) | ¥160,000 |
Firebox T35(T30) | ¥176,000 |
Firebox T55(T50) | ¥200,000 |
Firebox T70 | ¥240,000 |
Firebox M200 | ¥240,000 |
Firebox M370(M300) | ¥280,000 |
※標準価格はNBRS Light版とSecureroid MAGIを含めた価格となります。
※M470以上のご利用は別途ご相談ください。
(株式会社ネットブレインズ 代表取締役 古畑 雅士)
「情報セキュリティに関する技術や攻撃は日増しに⾼度化しており、企業側には、以前にも増して強固な対策が求められる今、さまざまなセキュリティソリューションを連携させるエコシステムの構築は急務と考えております。私共のNBRSとSecureroid MAGIの連携はそのような取組みの最初の⼀歩です。今回の連携により多くのお客様に強固で信頼性の⾼いご提案ができるものと期待しております。」
(株式会社アクシス 代表取締役 和氣 悟志)
「MAGIの開発にあたり、より多くの方に危機を意識してもらう為には、どのような形が良いか?そして、どのような伝え方が良いのか?この2点に着目しました。その結果、セキュリティ製品が把握している情報を「コミュニケーションを通して伝えてみては?」という考えに至りMAGIが生まれました。IT業務を兼任してセキュリティまで意識が回らない総務ご担当者様、⼀⼈情シスとして多忙なIT担当者様、そして最も意識して頂きたい経営者の方には、ぜひMAGIをご利用頂きたいと考えております。MAGIを通し脅威を身近に感じる事で、企業として情報セキュリティに向き合うきっかけをご提供できれば幸いです。今後もMAGIは皆さんの情報を護る為に更に成⻑を続けますのでご期待ください。」
(ウォッチガード・テクノロジー・ジャパン株式会社 社⻑執⾏役員 根岸正⼈)
「ウォッチガードのミッションは、組織の規模を問わず、最⾼レベルのエンタープライズクラスのネットワークセキュリティをシンプルかつ低価格でご提供することであり、導入後も管理・保守の負荷を極⼒軽減できるサービスに注⼒しています。このたびの弊社製品/サービスとNBRS、Secureroid MAGIの総合的な連携が実現することで、脅威の未然の防⽌、早期の発⾒、そして迅速な対策が可能になると考えており、SMBマーケットにおける、より有効性が⾼いソリューションが完成することを期待しています。」
【リリースに関するお問合せ】
株式会社ネットブレインズ
〒104-0044
東京都中央区明石町6-22 築地ニッコンビル 4 階
担当:ソリューション事業部 セキュアソリューション営業部
Tel:03-5550-6370
Email:sol_sakes@netbrains.co.jp
URL:http://www.netbrains.co.jp/