CloudBleed と IE のゼロデイ脆弱性 – デイリーセキュリティバイト
2017 年 2 月 28 日 Corey Nachreiner 著
今日のデイリーセキュリティバイトでは、2 つの話題を取り上げますが、どちらも Google のセキュリティ調査に関連するものです。
1 つ目の大きな話題は、CloudBleed の脆弱性に関するものです。Google の有名なセキュリティ研究者である Tavis Ormandy 氏が、CloudFlare サービスを使用している Web サイトから「セキュアではない」 HTTPS 応答が送信されていることを発見しました。そして、これらの応答には、これらのサイトをホスティングしているサーバのメモリからの情報が含まれており、パスワードやデジタルキーなどが含まれている可能性があることがわかりました。CloudFlare はこの報告を受け、問題の原因であるバグを修正しました。
もう 1 つも、Google の Project Zero が新たに発見した、Microsoftの Internet Explorer(IE)と Edge のゼロデイ脆弱性に関するものですが、これについては、Microsoft からパッチが公開されていません。先週の問題と同様、Microsoft が 90 日間の期限内にパッチを公開しなかったため、Google によって、この脆弱性が公開されました。この脆弱性が開示されたことで、パッチ公開までの間、Microsoft のこれらのブラウザのユーザがリスクにさらされることになります。
以下のビデオで、この 2 件の脆弱性の詳細と、CloudBleed の問題の深刻度についてご確認ください。
(エピソードビデオの長さ: 5:59)
YouTube へのダイレクトリンク:https://www.youtube.com/watch?v=JhaIK5_K4bo
エピソードの参照情報
- CloudFlare が公開した CloudBleed に関する技術的な説明 – CloudFlare
- CloudFlare を使用しているかどうかをここで確認 – DoesItUseCloudFlare.com
- Google が IE と Edge のゼロデイを公開 – Ghacks
- IE と Edge のゼロデイに関する技術詳細レポート – Chromium.org