2019/09/25

ワシントン州のノースショア学区に対するサイバー攻撃

2019 年 9 月 25 日 Emil Hozan 著

ワシントン州のノースショア学区が 2019 年 9 月 20 日(金)に、同学区を標的とする「大規模サイバー攻撃によって、多数のシステムがダウンした」と発表しました。システムは今もダウンしており、数日間は利用できない状態が続くと予想されます。幸いにも、データが流出したことを示す証拠は今のところは見つかっていません。同学区の Web サイトにアクセスすると、次のようなポップアップ警告が表示されます。

図 1:ノースショア学区の Web サイトにアクセスするとポップアップ表示される警告

ダウンしたサービスには、学生のデータや業務のシステム、一部の電話とすべてのボイスメールシステム、学校給食の POS システムが含まれます。メールアドレスは現在、問題なく利用できる状態です。代わりの電話番号やオンラインの問い合わせフォームについては、今もそのまま利用できます。詳細については、このリンクを参照してください。

この学区が標的にされたのは、今回が初めてではないようであり、2016 年にも攻撃を受けました。ハッカーは、同地区の 21,000 人の学生のうちの約 9,000 人の Gmail アカウントへのアクセスを手に入れ、多数の学生が不適切なメッセージやコンテンツへのリンクを受け取りました。

最新情報:9 月 25 日
同学区の Web サイトによると、電話とボイスメールサービスは復旧したようです。また、学生やその家族、あるいは職員のデータが流出したと信じるに足る証拠はありません。