2018/04/20

RSAC Conference 2018 を振り返る:第 4 部と Marc の Ethereum のプレゼンテーション – デイリーセキュリティバイト

2018 年 4 月 20 日 編集部記事

RSA Conference 2018 の最終日は、ウォッチガードの情報セキュリティ脅威アナリストである Marc Laliberte による、Ethereum のセキュリティに関するプレゼンテーションが行われた日でもありました。

ご存知ない方も多いかと思いますが、Ethereum は、仮想通貨/ブロックチェーンテクノロジの 1 つで、現在、Bitcoin に次ぐ第 2 位の時価総額を誇ります。Ethereum ブロックチェーンが人気を集めている理由の 1 つは、金融取引に利用できるだけでなく、ブロックチェーンで動作するアプリケーションをユーザが作成できる点にあります。Marc は、DAO や Enigma ICO フィッシング攻撃などの Ethereum ブロックチェーンを標的にして多額の Ether を盗んだり凍結したりした代表的なハッキングや脆弱性をいくつか紹介しました。

Marc は、皆さんも挑戦できる、ある課題でプレゼンテーションを締めくくりました。
彼は、意図的に脆弱性を組み込んだ Ethereum スマートコントラクトを作成し、High Five Coin と名付けました(詳細は、https://twitter.com/XORRO_/status/987418373150490624 または https://t.co/7aUvRe7vjl を参照してください)。1 回のトランザクションで 1337 コインを償還できる脆弱性を最初に発見した人に、少額の Ether が賞金として授与されます。皆さんも、ぜひ挑戦してみてください。

RSA Conference 2018 が閉幕しましたが、ウォッチガードのチームにとっては、実りの多い素晴らしい 1 週間でした。カンファレンスに来場された方は、コメント欄にぜひ感想をお寄せください。来年のカンファレンスでまたお会いしましょう!